万葉公園
万葉公園とは?
万葉公園とは、湯河原温泉の中心に位置する公園で、万葉集でただ一つの出湯を歌った「足柄の土肥の河内に出づる湯の世にもたよらに子ろが言はなくに」にちなんで整備された公園です。万葉集に登場する植物(万葉植物)が公園内に植栽されています。
また、「文学の小径(こみち)」として、湯河原にゆかりの深い文人たちの歌が数多く紹介されています。その中でも、国木田独歩の碑がとても有名で、「湯河原の渓谷に向かった時はさながら雲深く分け入る思があった」と湯河原について書かれた一文が立派な石碑になって置かれています。
この国木田独歩にちなんで、万葉公園の一番奥にあるのが湯河原温泉足湯施設「独歩の湯」です。弘法大師が足を洗った「洗足」という行為に注目し、平成13年1月に誕生しました。
この万葉公園には湯河原温泉をタヌキが発見したとされる伝説も語り継がれ、このタヌキの開湯伝説にちなんで、「狸福神社(りふくじんじゃ)」が公園の中央に設けられています。傷ついた老狸が湯河原温泉で完治したといわれ、その老狸がこの湯河原温泉に感謝する為に、近隣の人々に伝えたことによって有名になったと言われています。
また、毎年6月上旬~中旬になると、独歩の湯寄りの一帯(花木園)で、ゲンジボタルを鑑賞できる「ほたるの宴」が開催されます(午後7時30分~午後9時)。 この期間中は、観光会館では、「花菖蒲展」も開催されるほか、 夜店も多数出展されます。
紅葉の時期には、赤やオレンジの色をまとったモミジが見事に色付き、万葉植物と相まって古風豊かな雰囲気を醸し出します。
千歳川沿いの遊歩道のほかに、公園内の上の部分を散策できる遊歩道がありますので、行きと帰りで違う遊歩道を使うと良いでしょう。
万葉公園は湯河原温泉の中心に位置し、観光会館やこごめの湯、独歩の湯や光風荘にも近く、湯河原の文学と四季折々の自然を調和させた、とても魅力的な空間です。これらをまとめて回っても比較的短時間で済みますので、湯河原観光の中でもおすすめの観光スポットです。
万葉公園へのアクセス方法
バスでお越しの方は、湯河原駅から不動滝・奥湯河原行きバスを利用し、公園入口バス停で下車するとすぐです。お車の場合は、観光会館の有料駐車場、もしくはこごめの湯脇の有料駐車場が利用可能です。
万葉公園 詳細情報
- 利用時間:見学自由
- 利用料金:無料
- トイレ:あり
- 駐車場:観光会館、もしくはこごめの湯脇有料駐車場を利用
- お問い合わせ先:湯河原町観光課 TEL:0465-63-2111
※掲載の情報は、記載時点での情報に基づいております。上記詳細情報は最新の情報ではございませんので、予めご了承下さい。もし変更事項等お気づきになりましたら、お問い合わせフォームよりご一報頂ければ幸いです。適時情報更新させていただきます。